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2018年8月19日(日)の日記 「悔しさ」から始まり、「悔しさ」から抜け出る

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2018年8月19日(日)の日記

テレビ番組の下調べで「香里園」駅へ。

駅からディレクターとタクシーに乗り、枚方市内の住宅街へと向かいます。
香里ケ丘の閑静な住宅街に、「女性店主がつくった『ドールハウス』を観ながらお茶できるカフェ」があるのです。

店主さんは雑誌の表紙を飾るほどの人気を誇る、ドールハウス作家。
1階と2階に精巧な自作のドールハウスが並び、「自宅にはさらにある」とのこと。
とても気さくで明るい方で、ほっとしました。

とてもほんわかしたムードのカフェで、なごむなごむ。

しかし、

「ほかの人がつくる作品を見ると悔しくなるので、ドールハウス専門誌のページを開くことができない時期がありました」

とも、おっしゃっていました。

こんなに愛らしくても、「悔しい」という感情がある世界なのだな。
どんなにかわいい世界でも、向上心をたきつける起爆剤は、やはり悔しさなんだ。

クリエイターにとって「悔しさ」は大事。
ライターも、ほかの人にいい仕事がめぐってきたら、一緒になって喜んでいないで、もっと悔しがらないと。

そして、こうもおっしゃっいました。

「ある日ふと『自分は、この人たちのように、うまくはつくれない。だから自分の得意分野を磨こう』と思ったんです」

そうして彼女は、樹脂と粘土が重要な位置を占めるドールハウスの世界に、できるかぎり、ほかの人があまりやっていない木工をもちこんだといいます。

なるほど確かにこの方の作品は、陶器や金属に見える部分が、実は材木でできています。
言われるまで気がつかず、これには驚かされました。

「そうして自分の持ち味ができてくると、次第に、ほかの方の作品を見ても『すごい』とは思っても『悔しい』とは思わなくなりました」

「悔しい」から始まることの大切さ。
「悔しい」から抜け出ることの大切さ。

いい番組になりそう。
これから10月末まで、ドールハウス作家の新たなチャレンジに密着します。

思えばドールハウスとは、まさに人生の縮図ではないでしょうか。

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