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2018年8月24日(金)の日記 「邪(よこしま)な要素がないと、時代は揺り動かせない」

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2018年8月24日(金)の日記

花房観音さんと「ロフトプラスワンウエスト」へ。
及川眠子(おいかわ ねこ)さんの新刊『ネコの手も貸したい 及川眠子流作詞術』発売記念トークイベントへ行ってきました。

Winkの「淋しい熱帯魚」や『新世紀エヴァンゲリオン』オープニングテーマ「残酷な天使のテーゼ」、やしきたかじんの「東京」など数多くのヒット曲を世に送り出してきた作詞家・及川眠子さん。

「作詞」という、知られざる現場。
聞きしに勝るハードな世界でした。

締め切りが恐怖の「5時間後」だったり、深夜零時に電話がかかってきて「夕方から録音する歌詞を書いて」と頼まれ、深夜3時にカセットテープを受け取って書いたり、スタジオで歌手がBメロを歌っている真っ最中に隣でサビの歌詞を書いたり、すさまじいのなんの。

あまりにも発注が多いために自分の私生活を歌詞にどんどん投影せねば間に合いません。
それゆえに「いっときのWinkは、ほとんど不倫がテーマの曲(笑)」。

そして、なるほどと思ったのが「作品には邪(よこしま)な要素がないと、時代は揺り動かせない」という言葉。

レコード大賞受賞曲を手掛けているほどの方なのに「邪道だから、コンペで一度も採用されたことがない」のだとか。
きれいな言葉、きれいな行いだけでは、世の中は動かないのです。

及川さんが、“亡き”やしきたかじんさんに書いた「遺した想い」という歌詞が披露され、深く感動。
夫婦ともども静かに泣きました。

なによりまず「故人のために作詞をする」「この世にいない人のために詞を書きおろす」という、その気持ちに胸を打たれました。

改めて、及川さんが書く詞のすごさがわかった一夜でした。

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