2018年8月25日(土)の日記
「クレイジージャーニー」などで知られる、世界の秘境を撮影する女性フォトグラファー、ヨシダナギさん。
彼女の講演「ヨシダナギ、HAT神戸に立つ」を拝聴するため、「兵庫県立美術館」へ。
初めて降りる、阪神「岩屋」駅。
美術館の最寄駅ということもあり、周辺にはパブリックアートがたくさん。
アマゾンから戻ってこられ、さほどの間もなくのご登壇。
現地で「小さな昆虫に足を刺され、そこから足の肉が溶けだした」と言い、「そのショックから立ち直れてはいない」とのこと。
アフリカの少数民族の撮影で名を馳せる方ですが、「アマゾンはまだ3度目で、いまだに馴れない」。
早くも、生きるスケールが違いすぎます。
ちなみにアマゾンにいた時間がつらすぎて、唯一の心の拠り所が、スマホでやる「どうぶつの森」だったのだそう。
天然の「動物の森」にいるのに。
それにしても、アマゾンの奥地まで電波が飛んでるのか。
幼い頃にテレビでマサイ族を見て「私も大きくなったらマサイ族になりたい」(マサイ族を職業だと思ったらしい)と考えたヨシダさん。
マサイ族にはなれなかったけれど、アフリカへ何度も渡ることとなりました。
「幼い頃から集団行動が苦手で、どこにも属せなかった」「カメラの世界にすら、いまだに興味がない」という彼女だからこそ、遠くへ飛ぶことができた。
周囲に同調しなければならない生き方をしていると、辿りつけない境地がある。
見られない世界がある。