2018年9月9日(日)の日記
SNSで、息を吐くように「奇跡を起こしてみせます」とか平気で書いてしまう人、こわいですね。
だって奇跡って、水が次の日に石油に変わっている、というようなことですよ。
デカい(けれど具体的ではない)ことを言うのがブランディング力と呼ばれるものであるのならば、僕はそんな力、備わっていなくていいです。
SNSで流れてくる、さまざまなツイート。
やさしそうで、実は態度がデカい言葉って、ありますよね。
「がんばらなくていいんだよ」
「普通でいいんだよ」
「いい人を、やめてみよう」
「アメリカでは、そんなふうに言う人はいないよ」
誰やねん。
誰目線やねん。
そして、そういった言葉にうっとり感動できるというのも、すごい。
あのう……そんなにがんばってましたっけ?
あなた、そもそも普通でしたっけ?
もともと、いい人だったんですか?
アメリカ、何州あると思ってるんですか?
嫌われるのに、わざわざ勇気など出す必要ありません。
誰しも、すでに誰かに嫌われていますって。
自分がテキストを推敲するのは、そこです。
必要以上にデカい表現をしていないかどうか。
たとえば「男って」。
男を主語に使えるほど、男の気持ちなんてわかりません。
ぜんぜん男の代表なんかじゃないですから。
デカいことを言うのなら、ギャグになるまでデカく、です。
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